3日目 2000'.12.03. (日) 曇後晴 |
〜アンカラ駅〜アナトリア考古学博物館〜アタテュルク廟〜トゥズ湖〜カッパドキア(カイマクル地下都市) 専用バス |
宿泊:カッパドキア Hotel:MUSTAFA HOTEL(ムスタファ ホテル) |
■朝食5:30〜 到着8:00 出発:バスに乗り次第■
アンカラ・エクスプレスの食堂車と車両
◆Ankara(アンカラ)◆
アナトリア高原の西よりにある人口約370万人のトルコ共和国の首都。 初代大統領ケマル・アタテュルクは1923年
の共和国誕生と同時に、人口わずか6万人ののこの地方都市を首都と定めた。以来アンカラは都市計画のもとに
急速に開発が進められ、トルコ近代都市のモデルとして造りあげている。 アンカラの歴史は古く、新石器時代から
人が住んでいたし、ローマ時代にはアンキラといわれて繁栄していた、もともとアンキラと云う
名はアンキュラ(谷底)と云う言葉からの由来で、オスマン朝にはアンゴラと呼ばれていた。
アナトリア文明博物館 地母神の坐像 スタンダード
●左の写真:アナトリア文明博物館横の駐車場よりアンカラ城えお写す。
★Anadolu Medeniyetleri Müzesi(アナトリア文明博物館)★
元は隊商宿として建てられ、15世紀に貴金属市場となったものを博物館に改造した建物。
展示品は総てアナトリアからの出土品で、回廊に沿って年第順に見学出来る。
旧石器時代から始まり、青銅器時代、アッシリア時代、植民地時代、ヒッタイト時代、
フリュギア、ウラルトウの遺物、ギリシャ、ローマ時代、となり、貴重な出土品ばかりを集めた世界に誇る博物館です。
★地母神の坐像:チャタル・ホユックの地母神の坐像の出土品
★青銅器のスタンダード:紀元前3000〜2000年になると、高度な冶金技術が生まれた。 その為銅、金、銀、錫等
を材料に、高い芸術性をあわせもった作品が展示されております。
スタンダードと呼ばれる造形物は未だ何に使われていたかは判っていない。
アタテュルク廟と墓
★Anitkabir(アタテュルク廟)★
トルコ共和国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルクを葬る為に1944〜53年にかけて造られた霊廟。この丘は全アンカラ
を見渡せる位置にあり国営放送TRTが1日のテレビの開始と終了時に国家と共に映す程眺めは素晴らしい。
参道の入り口には内部の構造の説明やアタテュルクの葬送の様子を示した、独立の塔と自由の塔があり夫々の
前に3人ずつの男女の像が建っている、男性の方はトルコを担う学業、農業、軍事
に携わる青年像、女性の方は一人はアタテュルクの死を悼んで泣いている。
その先はライオンの像が並んでいるライオン・ロードという参道が続き、参道を進むと霊廟の前に出る。
大きな柱に支えられた建物にアタテュルクの墓があり建物へ入る階段の横は壁にレリーフが刻まれている。
建物を取り囲む様にある回廊は博物館になっている。
又アタテュルクの墓と相対する位置にあるのが共和国2代目大統領のイスメット・イノニュ(Ismet Inönü)の墓です。
ライオン・ロード
独立の塔と自由の塔
霊廟護衛の衛兵
★全国から選抜された衛兵は衛兵勤務時間中は人形の様に微動だにしないので最初は
人形かと思う程、注意して見ていると瞬きをするので人間であると理解出来る。
トゥズ湖と岩塩
★Tuz Lake(トゥズ湖)★
アンカラからカッパドキアへ行く道にある湖で塩湖?、普通の湖かもしれませんが、一部の所で
塩の結晶が出来るのかもしれません。 塩の結晶の固まりが飾られておりお土産等を売っています。
カイマクル地下都市(写真右端):壁に十字架が描かれているのでキリスト教徒が住んでいたらしい
カイマクル地下都市(右端の写真はパンフより)
★デリンクユとカイマクルの地下都市★
岩窟住居といっても此処は蟻の巣の様な地下へと延びる地下都市。 洞穴の様な路地を下りると、迷路に次ぐ
迷路が張り巡らされて、光が入らないし現在は電球は付いているが何処を歩いているかは判らない。地下都市事態
BC400年頃の記録にも町の状態が記録されている程古い。その発祥や歴史には謎
が多く、一時はアラブ人から逃れたキリスト教徒が住んでいた事もあるといわれている。
内部の通気孔は至る所で各階に通じ、礼拝堂、教壇のある学校の教室、寝室、厨房、食料庫、醸造室、井戸、
等があり大規模な共同生活が営まれていた事がわかる。所々に敵の侵入を防ぐための丸い石が置いてあり、
道を塞ぐ様にしてある。 屈んで通らなければならないところもあ多い。 デリンクは4万人、カイマクルは2万人が暮らしていたという。
夫々地下8階、地下5階まで見学可能です。カイマクルの方が浅いが横の広がりは大きく、両方に行く通路もある。
洞窟レストランにて
★夕食後洞窟レストランに行く、伝統舞踊の後、全員で屋外で焚き火を取り巻いて円形で踊る